NEXT STEP
日向先生はアイスコーヒーを淹れてくれた。




「ありがと。」


「うん。梨音、上矢の答案用紙見つめて何考えてたの?」


日向先生は普通に聞いただけなのに、私の心臓はバクバク鳴ってる。



まるで悪いことをして警察に見つかってしまったかのように。




「えっと‥他の教科は何点だったのかなって‥。」



落ち着け自分。



「数学は97だったよ。」



「すごい。」



「学年トップなだけはあるな。」




フッと笑う日向先生。




私は先生から目を逸らした。
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