片恋★パンドラボックス
「ゆ…とは…っく…好っき、だけっ…ど、」
「ん。」
「あたしはおにーちゃんが、」
「……よく出来ました。」
「ふぇ?…んっ。」
するとグズグズなあたしを抱きしめ、突然、唇に触れるだけのキスを落としてきた優斗は、ベッドの隅に追いやられてた薄手の羽毛布団を手繰り寄せると、「よっ、と。」と、裸のままのあたしに掛けてきて。
「ゆー…と?」
「俺、泣いてる女の子相手に欲情するほど鬼畜じゃないし?」
「へ?」
「据え膳食わぬは男の恥っつーけど、食って食あたり起こすのやだし?」
「食、あた…り?」
「そう。このままヤっちゃったら、後々間違いなく後悔するでしょ?お互いに。だから…ね?」
「………ん。」
いつの間に拾い上げていたのか、うつ伏せのまま「ねっ、チャッピー?」と笑う上半身裸のままの優斗を見つめながらコクリと頷いたあたしは、少しだけ体に布団を巻きつけるとパプンと枕に顔を埋めた。
「ん。」
「あたしはおにーちゃんが、」
「……よく出来ました。」
「ふぇ?…んっ。」
するとグズグズなあたしを抱きしめ、突然、唇に触れるだけのキスを落としてきた優斗は、ベッドの隅に追いやられてた薄手の羽毛布団を手繰り寄せると、「よっ、と。」と、裸のままのあたしに掛けてきて。
「ゆー…と?」
「俺、泣いてる女の子相手に欲情するほど鬼畜じゃないし?」
「へ?」
「据え膳食わぬは男の恥っつーけど、食って食あたり起こすのやだし?」
「食、あた…り?」
「そう。このままヤっちゃったら、後々間違いなく後悔するでしょ?お互いに。だから…ね?」
「………ん。」
いつの間に拾い上げていたのか、うつ伏せのまま「ねっ、チャッピー?」と笑う上半身裸のままの優斗を見つめながらコクリと頷いたあたしは、少しだけ体に布団を巻きつけるとパプンと枕に顔を埋めた。