片恋★パンドラボックス
「ンッ…やぁ…ッ…」
「奈緒。イヤ?」
「やじゃ…アッ…ン…なっ!」
「本当に?」
「ふぅ…ッ!…んッ…」
「……意地っ張り。」
「ちがっ…ッ!」
確認を取りながら、あたしの体の隅々に愛撫していく優斗。
「奈緒?」
「な…ンッ!」
「俺、奈緒の兄貴の代わりになるつもりないよ?」
「わかって…ッ…るぅ…ッ…」
「わかってない。俺とこんなことしちゃって本当にいいの?この手だって兄貴のじゃないよ?」
「い…ンッ…」
「はぁ…嘘ばっかり。」
そんな意地悪なことを言いつつもあたしの体に触れる、手も指も唇もどれも熱くて優しくて。
でも、それと同時に言いようのない感情が胸の奥から込み上げてきて。
「奈緒?そんな顔しても、俺、止めてあげないよ?ちゃんと奈緒が言葉にするまで。」
「ゆ…とぉ…」
「ん?」
「あたし…」
「うん。」
「おにーちゃんが…いい。」
無意識のうちにポロポロと涙を零していたあたしは、つけまが取れようがお構いなし。目元を隠しながらプイッと顔を背けると、絞り出すように言葉を紡いだ。
「奈緒。イヤ?」
「やじゃ…アッ…ン…なっ!」
「本当に?」
「ふぅ…ッ!…んッ…」
「……意地っ張り。」
「ちがっ…ッ!」
確認を取りながら、あたしの体の隅々に愛撫していく優斗。
「奈緒?」
「な…ンッ!」
「俺、奈緒の兄貴の代わりになるつもりないよ?」
「わかって…ッ…るぅ…ッ…」
「わかってない。俺とこんなことしちゃって本当にいいの?この手だって兄貴のじゃないよ?」
「い…ンッ…」
「はぁ…嘘ばっかり。」
そんな意地悪なことを言いつつもあたしの体に触れる、手も指も唇もどれも熱くて優しくて。
でも、それと同時に言いようのない感情が胸の奥から込み上げてきて。
「奈緒?そんな顔しても、俺、止めてあげないよ?ちゃんと奈緒が言葉にするまで。」
「ゆ…とぉ…」
「ん?」
「あたし…」
「うん。」
「おにーちゃんが…いい。」
無意識のうちにポロポロと涙を零していたあたしは、つけまが取れようがお構いなし。目元を隠しながらプイッと顔を背けると、絞り出すように言葉を紡いだ。