片恋★パンドラボックス
「なにが?」



「だから…そのっ!…いろいろ?」



「……プッ。」



すると、柄にもなくしおらしく話すあたしがおかしかったのか、突然吹き出した優斗は、チャッピーを抱きしめたまま横向きに転がると、ニヤリといやらしい笑みを浮かべて。



「ねぇ、奈緒ちゃん?それってもしかして俺の下半身事情の心配してる?」



「は?」



「それは全く問題ない、ってか、完全に萎えちゃったし…。なんなら見る?」



「なっ!?」



「なんだかんだで奈緒ちゃんの全部見ちゃったしー?俺のも見せなきゃ奈緒ちゃんも納得しないよね。不公平だよね。…ねっ、チャッピー?」



「……イヤァァー!いいっ!絶対いい!!見ないっ!てか、見たくない!!



布団を捲ろうとする優斗を全力で阻止したあたしは、「ざんねーん。」とクスクス笑う優斗からプイッと顔を背けると、背中を向けたまま布団の中に潜り込んだ。

< 123 / 205 >

この作品をシェア

pagetop