片恋★パンドラボックス
「えっ…と…」



「聞きたい?」



「なに…を?」



「むかーし、昔のお話。」



「え?」



上半身を起こし、キョトンとするあたしを見つめながら柔らかく微笑んだ優斗は、少しだけ目を伏せると、再び、あたしを見た。



「優斗?」



「ん?」



「大丈…」



「大丈夫。」



そして胸元を隠したまま起き上がり、心配げに顔を覗き込むあたしの頭をポンポンと撫でてきた優斗は、ゆっくりと口を開いた。

< 125 / 205 >

この作品をシェア

pagetop