片恋★パンドラボックス
声まで揃えてニッコリするあたし達を目の前に「うっ…」と声を詰まらせた真樹は、少し間を置き、突然何かを思いついたようにポンッと手を叩くと、パッと振り返った。
「……よし。…うん。優斗(ユウト)を誘おう。あいつバイト代入ったって言ってたし。」
「へ?優斗?」
「えっ!ダメ?」
「全然ダメじゃないけど…」
うん。全然ダメじゃない、むしろ大歓迎って感じだけど、いきなり誘って、しかも奢りとか大丈夫なの?って思ったりもしないことも…。
「そっか、そっか。奈緒は俺だけでいいってことね。……よし。給料日前だけど仕方ない!俺が2人まとめて…」
「イケメン大歓迎ー!!ねっ?なーお?」
「もちろん!!」
「…そーっすか。」
でも、璃子の一声でそんな不安も一蹴。
「いじけるな!ウザい!!」
「ヒドっ…」
「ゆーとー!!」
「って、やっぱ無視ですか!!」
相変わらず可哀想な真樹を無視し、振り返った璃子は、ちょうど教室に着いたばかりなのだろう、机にカバンを引っ掛ける山岡 優斗(ヤマオカ ユウト)に声をかけた。
「……よし。…うん。優斗(ユウト)を誘おう。あいつバイト代入ったって言ってたし。」
「へ?優斗?」
「えっ!ダメ?」
「全然ダメじゃないけど…」
うん。全然ダメじゃない、むしろ大歓迎って感じだけど、いきなり誘って、しかも奢りとか大丈夫なの?って思ったりもしないことも…。
「そっか、そっか。奈緒は俺だけでいいってことね。……よし。給料日前だけど仕方ない!俺が2人まとめて…」
「イケメン大歓迎ー!!ねっ?なーお?」
「もちろん!!」
「…そーっすか。」
でも、璃子の一声でそんな不安も一蹴。
「いじけるな!ウザい!!」
「ヒドっ…」
「ゆーとー!!」
「って、やっぱ無視ですか!!」
相変わらず可哀想な真樹を無視し、振り返った璃子は、ちょうど教室に着いたばかりなのだろう、机にカバンを引っ掛ける山岡 優斗(ヤマオカ ユウト)に声をかけた。