竜を狩る者
話は今朝まで遡る。
ギルド掲示板前。
何か目ぼしい依頼はないかとウロウロしていたフューリーは。
「ん?」
一人の男が受付にA級依頼書を持っていくのを見た。
白い長髪、黒い瞳、長身、魔法使いのような緑のローブを着ている。
ひょろりとした長身はフューリーとよく似た体型だ。
つまり男にしては華奢な体つきという事。
とても狩猟者とは思えない細身だ。
(あんな痩せっぽちで、A級依頼なんて務まるの?)
フューリーの悪い虫が騒ぎ始めた。
生来の姉御肌。
悪く言えばお節介。
彼女は無言でギルドの受付に立つその白髪の男、ラムダに歩み寄り。
「A級依頼を受注します。ズメイ討伐を…」
そこまで言いかけた彼の言葉に。
「私とパーティーを組んでの討伐よ」
そう口を挟んだ。
ギルド掲示板前。
何か目ぼしい依頼はないかとウロウロしていたフューリーは。
「ん?」
一人の男が受付にA級依頼書を持っていくのを見た。
白い長髪、黒い瞳、長身、魔法使いのような緑のローブを着ている。
ひょろりとした長身はフューリーとよく似た体型だ。
つまり男にしては華奢な体つきという事。
とても狩猟者とは思えない細身だ。
(あんな痩せっぽちで、A級依頼なんて務まるの?)
フューリーの悪い虫が騒ぎ始めた。
生来の姉御肌。
悪く言えばお節介。
彼女は無言でギルドの受付に立つその白髪の男、ラムダに歩み寄り。
「A級依頼を受注します。ズメイ討伐を…」
そこまで言いかけた彼の言葉に。
「私とパーティーを組んでの討伐よ」
そう口を挟んだ。