二つのシルエット


私が1人頭の中でパニックに陥ってると、

フッ

那都が口角を上げた。


「な、何よ!」


「いや…。
やっぱお前明日からここに来い。」


「いやいや、洸も無理って言ってるしー」


「…大丈夫だ。」


何故そう言い切れる!?


「…来なきゃいけない理由なんてないし。」


「来ない理由もない。」


何だ!?
やっぱりこいつ俺様だぁ!


「で?

来るのか? 来ないのか?」


「行くわよ! 行けばいいんでしょ!
い・け・ば!」


「ああ。


洸もいいな。」


「…っち。」


これは了承ととらえていいのか?



< 26 / 83 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop