二つのシルエット
「残念でした~。今安心しただろ?
あんたを犯すように言ったの麻子だからな?」
「お…かす?」
ってよく漫画とかであるアレ!?
…麻子がそんなことするはずない!
きっと何かの間違いよ!
キキッ
「よしっ、着いたぞ。
降りろ。」
1人の運転していた男がそう言うと、みんな一斉に降り出した。
ちなみに手首にはロープが巻かれていて、ほどけない。
右にも左にも男がいて、逃げることもできない。
着いたその場所は倉庫みたいなところで、私は本能的にヤバいと思った。
どうしよう…。
助けて水瀬くん!