二つのシルエット


ドンッ


中に入ったと同時に背中を押され、その場に倒れこんでしまった。


「おぉ~!興奮する~!」


そう言いながら、男たちが近づいてきた。



コツ コツ



男たちとは別に、響く足音。


その方向を見ると、麻子がこちらに歩いてきていた。


「ま、麻子!これどうゆう事!?
とりあえず早く助けて!」


私がそう叫べば、麻子は今までに見たことがないような冷たい笑みを浮かべて、答えた。



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