『箒星の組み紐』
「西村さんとは、なんていうか初めて会った感じがしません」
「俺も……」
西村の顔は真っ赤になりすぎて、少し頭がくらくらしてきた。
「高校三年生っていうことは、今年、受験ですか?」
「受かるかどうか分かりませんが、東京方面の大学に受験する予定です」
「じゃあ、俺も東京に行こうかなぁ」
「えっ」
「いや、小さいときからの夢があってね。オヤジが伊丹で働いていて、航空整備関係の仕事で、たまに、小さい頃、伊丹空港にも行ったりして、本格的な紙飛行機も作ってくれたり、飛行機の模型も家にはたくさんあって」
「お父様は飛行機が好きなんですね。それでいて、とても優しそう」
「いや、最近は母との仲が悪くて……でも、尊敬しています父を」
「俺も……」
西村の顔は真っ赤になりすぎて、少し頭がくらくらしてきた。
「高校三年生っていうことは、今年、受験ですか?」
「受かるかどうか分かりませんが、東京方面の大学に受験する予定です」
「じゃあ、俺も東京に行こうかなぁ」
「えっ」
「いや、小さいときからの夢があってね。オヤジが伊丹で働いていて、航空整備関係の仕事で、たまに、小さい頃、伊丹空港にも行ったりして、本格的な紙飛行機も作ってくれたり、飛行機の模型も家にはたくさんあって」
「お父様は飛行機が好きなんですね。それでいて、とても優しそう」
「いや、最近は母との仲が悪くて……でも、尊敬しています父を」