初恋〜UIREN〜


公園は歩いても5分もない所。


そこにつくと大介が


『華奈ー!』


って。私は駆け足で行った。


しかし、横には由香里…


何?


由香里は大介の服の裾をずっと掴んでいるし、大介のコートを着ていた…


寄り戻った事、報告…


私は大きく深呼吸。


冷静に…


『どうしたの?』


『華奈、前に言った事覚えてる?』


私は忘れたフリした。


『なんのこと?』


『いやっ…』


勝手な男だね。


人をその気にさせるだけさせて、突き落とすなんて。


そんな奴に涙なんか見せない。


好きとも言ってやらない。


チョコあげなくてよかった。


由香里と大介は目を合わせた。
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