茜の空



『資金作りにもちょうどいいんじゃないか?ずっととは言わん。期限付きの臨時教師ってのでどうだ?』



期限付き!?ならいいかも!?



単純な私…(笑)



『いや、でも…私教えるのとか経験ないし。』



『バカ。それは教師みんなが始めに思うことだ。やってみる価値はあると思う。教え子が俺と同じ道を歩くなんて、感動的だなぁ。』



おいおい…
話まとまってんじゃん!



先生を見るとすっごいドヤ顔で私を見てる。



“わかってるよな?”と言わんばかりの顔。



『…わかりましたよ。でも、何も期待しないでくださいよね?ド素人なんですから。』



『ハッハッハ!早速理事長に話してみるよ。』
と言いながら背中をバシバシ叩かれる。



なんか、なんか、



なーんか!!



ヤバイ展開です……。









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