Fahrenheit -華氏- Ⅱ

これが俗に言うキュン死ってヤツか!


俺、今女子高生の気持ち分かっちゃったり!!


と、一人身悶えしている間に


「では委任状を作成しますので、宜しくお願いします」と、通常モードに戻った瑠華サンは颯爽と行ってしまった。


後に残った彼女の髪のシャンプーの香りだけを、「誰にも嗅がせんぞ」と言う意味で吸い込んでいると、ガラスの扉の向こう側でまだ完全に立ち去って居なかった瑠華が思いっきり不審そうに俺を見据えていた。


わぁ!ごめんなさい!!


と言う意味で手を合わせると、瑠華の唇が動いた。


ガラス越しだからと言って声が聞こえないわけではないけど、でもきっと声を発してないに違いない。


「ありがと」と動いた気がするが、すぐにまだ俺の手の中にあった携帯が震えて


メール着信:瑠華


となっていて、目をまばたき慌てて内容を開くと


「好きです」


と、たった一文。


ぇ!?


えぇ!!!!!?


慌てて顔を戻すと、瑠華の姿はもうガラスの扉の向こう側に無かった。


チーン……じゃなくてキュ~ン!!


昨日から何!!?瑠華のラブスイッチが入ったの1?


って、そんなことどーでもいい。


俺はもうキュン死で天国へ昇天間近。


瑠華っっ



ラブ!!



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