Fahrenheit -華氏- Ⅱ

「じゃぁさ、俺が送っていくよ、俺のセカンドカーで」と提案すると


瑠華は小鳥のように目をまばたき


「いえ…でも…」


「瑠華のLFAはさ、来週辺りドライブでもしない?瑠華の運転で」とまたまた提案すると


「いいですけど……でも空港は流石にご迷惑じゃ…」


「もう散々“ご迷惑”掛けられましたからね~今更」と俺はわざとチャラけて言った。


フザケて言わないと、隙があるとまた余分なこと考えそうだったから。


「今日は最後のガールズナイト、楽しんで。明日迎えに行く…」と言いかけた所で佐々木が帰ってきた。総務部に事務用品の発注を言いつけて佐々木がそれらを手に戻ってきた。


瑠華は何事もなかったかのように


「では、佐々木さんお先に失礼します」と佐々木に一礼。


「あ、はい!お疲れ様です!」


佐々木がこっちを見たとき、瑠華が佐々木の背後で携帯を指さして口パク。


『あとで連絡します』と言われた気がした。


二人だけの秘密のやりとり―――



やっぱ俺



瑠華と一緒にいると楽しくて、幸せで




彼女が愛しい。



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