rain×rain【完】



夜明けが近づくにつれて自分が今、

どういう所にいるのかがはっきりとわかってきた



どこを見ても赤、赤、赤


動かない元は生きていたもの。


死体、骸。



きっと血の臭いにはなれてしまったのだろう。


今はもうなんとも思わない。



「てめえらここにいたのか。」


そう言って土方さんが部屋に入ってきた。


「左之助、あと片付け手伝ってくれ。」


左之さんは「はいよ。」とかったるそうに立ち上がり部屋をでた。










< 208 / 264 >

この作品をシェア

pagetop