rain×rain【完】
「よく…がんばったな。」
疲れきった笑顔で土方さんは言った。
「は…?」
そんなこと言われるなんて思ってもみなかったから
「は…?」なんて言葉がついでてしまった
「てめえは先に帰れ。」
そして土方さんは私にそう言い渡した。
「えっ…」
「いいから先に帰れ!」
私に有無は言わせてはくれなかった。
「お前には屯所でけが人の手当てをしててほしいんだ。」
なんだ…そう言うことか。
やることを指示してもらえたことが嬉しかった。
仲間だ。って言ってもらえたみたいな気がしたから…