赤い夜のサーカス
『!!!』
それはそれは
彼の大切な弟でした
ニッコリと笑う弟を見ながら
彼は家の外へと突き飛ばされました
そして彼らの間に
無情にも火が
火が
口の中に溜まる声
今にも飛び出しそうな
脳を震わせ
全身に血が巡る
刹那
『いやだああああああ…!!!』
口から堪えられず吐き出されたもの
彼の叫びは届きません
届きませんでした
それから彼は
焼け跡から見つかった笛と供に姿をくらましましたとさ