蒼空で。
この2週間でわかったことがある。

目の前の目つきの悪い、一見して冷たそうなこの人は

物凄く優しくて、とても暖かい人だということ。


今だって、本当は言いたく無いのに私が望めばそうしてくれると言っている。



「知りたい…」

そう小さく溢すと微かに瞳を揺らす雄進さん

「…だけど、知りたいと思う以上に思い出すのが……恐くて仕方ないんです。」

貴方をそれ程に揺るがす何かを。

「思い出せるなら、自分で思い出したい。」

わたしは、耐えられるだろうか。



聞くことは簡単なんだろうけど
目を細めて、少し困ったように微笑む優しい貴方を傷つけたく無いと、本当に思ったの。
< 15 / 22 >

この作品をシェア

pagetop