蒼空で。
ズンズンと病院の廊下を歩く雄進さん
そして冷静になってみると周りの視線が痛いくらいに向けられている。

わたしの今の状態を物珍しく見ているんだろう。
急激に顔に熱を感じてきた。

「ゆ、雄進さん…あの、お、下ろして下さい…」

「なんだ?裸足で歩くつもりか?スリッパ持って来てねぇぞ。」

「う…それでもいいです…」

「裸足で歩かせる訳ねぇだろ。
ここまで来たんだから、恥ずかしいんだったら顔隠しとけ。」

全く話が通らない。見て?このふてぶてしい態度。

正しく
ボソッ「…ジャイアン」

「あ?」

鬼のような形相で睨まれ、大人しく顔を隠した。


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