蒼空で。
「…米田、話がある。」

「あぁ、そうだね。」


そう言って黒髪の男の人と白衣を着た男の人が部屋を出て行こうとする。
が、扉付近で足を止め、振り返らずに


「ゆき。
ゆっくり休め。

お前たちは先に家に帰ってろ。」


そして静かに扉が閉まった。
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