純恋
あの日から俺はちょくちょく店を抜け出してあの公園へ行った。


あの女は居たり居なかったりだが・・・・


でも決まってブランコに座っていた・・・・


俺はその姿をただ見つめていたんだ・・・・


声を掛ける事もできず
ただ見つめていた・・・


月明かりに照らされたその姿は本当に綺麗で・・・


風になびく長い黒髪に
透き通るくらい白い肌・・
細い手足に長い指・・・


俺は黙って見つめていた・・・・


・・・ヤバイな・・・
俺ストーカーみたいぢゃねぇ??
変態の域にはいっちまってる??


その後で必ず自己険悪に陥るんだが・・・
公園へ足を運ぶ事は辞められなかった・・・・
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