純恋
・・・まさか・・・
いる訳ないよな・・・
見間違えたんだ・・・


さっきの光景を否定しつつも
おさまらない胸の鼓動に
自分自身動揺している・・・


なんだ・・・
この感覚・・・
落ち着かない・・・・


前の席に座っている祐二が
せわしなく話しかけてくる。

俺は適当に相槌をうっているが
全く頭に入らない・・・


ガラッ・・・・
教室の扉の開く音がした。


何気なくその方向を見た・・・

・・・・・・・

・・・・なんでっ!!



俺はとっさに立ち上がってしまった。



そこにいたのは


まぐれもなく


あのブランコの女だった・・・・





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