占い師の恋【完】
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「落ち着いたか?」
「……。」
私を胸に押し付けたいた片手で頭を撫でた風見さんだけど、返事がないことに苛立ったのか
私の頭をさらに自分の胸へと押し付けた。
「ぐ、るじい…!おぢつぎ、まじだっ…!!」
胸の中でばたばたと暴れた私から手を離すと、同時にその体温も離れていき生ぬるい風が肌を撫でる。
風見さんはふっと鼻で笑うとポケットから煙草を取り出して一本口に加えるとそれに火を点けた。
その作業を見つめていると、「あ?」とお決まりの威嚇で睨まれた。一回大量にニコチン摂取して逝っちまえ。
煙草の煙を吐き出して、少しどこか遠くを見つめる風見さん。
が、直ぐにその視線は私に戻り…
「お前が背負ってるもんって、何だ。」
「っ…、」
平気に人の心に入ってこようとする。
「…言わない。」
「言え。命令だ。」
「何様だよ。」
「風見様に決まってんだろ。」
「ああ、裸の…「殺ス。」
ボキボキ指を鳴らす風見さんは最早本物の殺人犯並みに口元を歪める。
誰かに見られたらこの人は冗談抜きでやばい人と勘違いされるぞ!
あっと言う間に警察が来てこんな人おさらばだ。