占い師の恋【完】
「えっと…。ごめんねまっきー。゙背負ってるもの゙って何?」
申し訳なさそうに質問を投げかけてくる棗ちゃんに、ごめんねと告げるとゆっくり話始めた。
「私のお母さん、病気で亡くなったの。お母さんは私に占いを教えてくれた人。尊敬してたし、今でもそれは変わらない。大好きな自慢のお母さん。」
ふうっと心で渦巻く変な気持ちを追い出すように深く息を吐く。
「私、お母さんを占った時に…お母さんの死期が迫ってること見ちゃって、それを…、笑って伝えて……。」
「…ごめんね。辛いこと話させちゃって。」
静かに私を横から抱きしめてくれる棗ちゃんの温かさに涙腺が弛む。
目頭がどんどん熱くなって、今回ばかりはこの温かさのおかげもあり、素直に涙が流れ出した。
「ど、して…、今更私の前に…。」
涙と嗚咽で詰まり詰まりの言葉。棗ちゃんは背中をさすってくれている。
「お父さんに、会いたくなんて…なかったはずなのに……、」
「お父さん?」
疑惑を含んだ低い声が聞こえてくる。棗ちゃんも私から少し離れて難しい顔をする、風見さんへ視線を流す。