占い師の恋【完】
「…私、レシピの神様とかじゃないから。」
冷蔵庫に入っていたのは、麦茶の2リットルサイズのペットボトルが3本。さけるチーズと粉チーズ。チーズ好きか。
ぱたん、と冷蔵庫の扉を閉めた私の耳元で、青は「んー…」と男のくせに色っぽい声を出す。
やめろと肘を脇腹にいれてやれば、小さな苦痛の声をあげ漸く離れた。
「じゃあ、買い物行こっか。」
「え…、」
「え?」
「……うん。」
「…うん?」
青は顔をきょとんとさせて首を傾げた。だって、何だか青が買い物とか想像できない。
コイツがスーパーのカゴ持って野菜片手に今晩の献立考えてるのかな、とか考えたら、笑いがこぼれて止まらない。