2人のユウを繋いだ空
それからあたしは、先輩の細いのに力強い腕に抱かれた。
凄く恥ずかしかったし、ドキドキが止まらなかったけど……
先輩の優しさ……いっぱい伝わってきた。
体中を愛されて、何度も甘い声で優しく名前を呼ばれて、溶けちゃいそうな気分になって、とても幸せだった。
やっぱり、先輩があたしの中に入ってきたときは、痛すぎたけど、同時に愛しさが込み上げてきて、あたしは先輩が大好きなんだと改めて感じることになった。
『愛してる、由宇…』
記憶が飛ぶ寸前に先輩があたしに、言ってくれた言葉だけは、死ぬまで忘れないよ。