ありえない高校生マリッジ
私はだだっ広い応接間に一人取り残された。


目の前にあるすべてのモノに興味津々。


私はぐるりと周りを見渡したーーー


壁に掛けられた絵画、無造作に飾られた調度品。


私が一生賭けても…絶対に買えない高級品ばかり。



応接間は見飽きてしまい…私は誰も居ないコトをいい事にそっと応接間を出て
屋敷の散策に出かける。


ふかふかの緋色の絨毯を踏み締めて…3階に続く階段を上がる。


階段にも同じ緋色の絨毯が敷き詰められていた。


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