秘密のMelo♪y⑤*NY編*

『んーなこと言ったって仕方がねーだろう。スイッチがいねェんだから』


『それ言わないでよ…』


『そうよヘコむじゃない…』


事実なんだし…。


俺達も諦めかけていた。

前にもあったし、大体あの事件からもう二ヶ月だ。

そんな望み、ゼロに近いことくらい分かっているしな。


しかし。



―ガチャ…



「うっ…うううっ…!」



希望というのは。



「う"あーん! ぎいでぐでるかい"!?」



つくづく捨てちゃいけねんだなと思った。




『パパ! どうしたの!?』


泣きながら入ってきた真裕父に、驚いて問いかけるハディ。

液体という液体を垂れ流しなため、ぶっちゃけものすごく汚い。


「ぼぐねぇ、いぎでるってわるいことじゃないとおぼうんだよね"!?」


『うんうん、分かったから…』


「こういうことだっであるんだぼん!? いぎでるってすばらじいよね"!?」


『そうね。だから……って…』


それは…まさか…。


ドクンと心臓が音を立てた。


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