鏡の向こう


「紗香の電話した本来の目的って、何だったっけ??」

『…山崎駈のことを相談すること。』

「だよねぇ?」

『はぃ……。』


伊織が怖い……。


「本来の目的忘れるって……。」

『すみません。』

「……まぁ、気持ちは分からんでもないけど……。」

『……。』


「とりあえず、あんた、
早く報告しなさいよ。」

『はぁい。』





「さ~やかちゃ~ん♪」

「『げ……。』」


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