今日からfamily!?


玄関を飛び出すと、海里くんもあたしのあと数秒後に出てきた。


海里くんと一緒に登校なんて以てのほか!

まあ、あたしは普段から違う道を通って登校してるからいいんだけど。

また前みたいに海里ファンに絡まれないように、なるべく未玖と一緒にいるけど家に迎えに来てもらうのは悪いじゃない?

でも学校から近いからちょっと通りに出ればうちの生徒が歩いてる。

だからあたしは裏道をゆくのです!


ダラダラ歩く海里くんを尻目にあたしは裏道への角を曲がった。



「どこ行くの?」

「へ?」


後ろを振り向くとまさかの海里くんがあたしのあとを付いてきていた。


いやいやいや!

あなたが付いて来たらあたしがこっちの道に来た意味がないから!


「近道?」

「ううん。回り道」

「回り道?なんで回り道するの?」

「いいの!」


どうせ海里くんに言ったって分かってくれないもん。

あたしの苦労も知らずにこいつは!


「付いてこないでよ」

「人いなくていいね、こっちの道。俺も今日からこっちの道にしようかな」

「ダメだよ!」

「?」


そんなかっこいい顔で小首傾げたってダメ!



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