桃染蝶
おまえは何がそんなにも辛い?

理由を話して、聞かせて・・・

沙織の事を放っておけない一夜

「ほらっ、泣いてないで
 話してみろよ 
 
 俺ならおまえの力に
 なれるかもしれない」

冷たくクールな一夜の眼差しが
優しくなり、沙織だけを見つめ
ている。

その視線から目を逸らす沙織。

「いいんです、もう・・・」

「何がいい?
 投げやりになるなよ」

「なげやり・・・

 そうじゃない

 最初から、こうなることは
 わかっていたから・・・」
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