藤井先輩と私。
翌日。
「わお、すごいことになってるわね」
「………」
「陽依、見てごらんなさいよ」
「………」
「貴光の時とは比べ物にならないわね」
「………」
「どうしたデス?陽依なんでこんなにドヨドヨしてるネ?昨日のワタシ見た~い」
「………」
もう、やだ。
案の定、藤井ファンクラブが解散したことで女子たちの、藤井先輩に対する恋の規制が緩和されて、先輩は1年から3年の女子に取り囲まれています。
2年の教室へつづく階段のおどりばで、藤井先輩はたくさんの女子たちに囲まれて足止め状態。
階段に一番近い教室の私のクラスから、その様子が一番見えるわけで。
昨日より格段に私のテンションは下降一直線。
「わぁ、藤井の手に持ってんのあれ全部ラブレター?」
「すごいネ~。ユータあんなにモテモテだったノ?」
「もともとモテてたのよ。でも今まではいろいろあって女子たちが手を出せない状態だったのよ」
「ohそうだったノ」
「藤井ってバカみたいに優しいからあのラブレター全部読むんじゃないのかしら」
「わお、すごいことになってるわね」
「………」
「陽依、見てごらんなさいよ」
「………」
「貴光の時とは比べ物にならないわね」
「………」
「どうしたデス?陽依なんでこんなにドヨドヨしてるネ?昨日のワタシ見た~い」
「………」
もう、やだ。
案の定、藤井ファンクラブが解散したことで女子たちの、藤井先輩に対する恋の規制が緩和されて、先輩は1年から3年の女子に取り囲まれています。
2年の教室へつづく階段のおどりばで、藤井先輩はたくさんの女子たちに囲まれて足止め状態。
階段に一番近い教室の私のクラスから、その様子が一番見えるわけで。
昨日より格段に私のテンションは下降一直線。
「わぁ、藤井の手に持ってんのあれ全部ラブレター?」
「すごいネ~。ユータあんなにモテモテだったノ?」
「もともとモテてたのよ。でも今まではいろいろあって女子たちが手を出せない状態だったのよ」
「ohそうだったノ」
「藤井ってバカみたいに優しいからあのラブレター全部読むんじゃないのかしら」