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私は首を横に振った。


「丗那‥。」



「いいの‥。」




「おっはよう!!」



私と有加の肩を抱いて、挨拶する和華。



「おはよ。」


「‥。」


「どうした?丗那?」



和華が私の顔を覗き込む。



「和華、丗那ね――――――――」


有加が和華に説明してくれる。



「あぁーね。晃平言葉に出さないからね…。」


和華は腕を組んで大きいため息をついた。



そして有加と和華は互いに顔を合わせた。



「丗那、もうすぐ夏休みだし、どっか行こう。ぱぁーっとさ。」



「そうそう。丗那どうせ暇でしょ?」


「…。」



どうせ暇でしょって…。



まぁ暇だけど…。



「決まり。どこ行くぅ?」


「海?」


「花火したーい。」


…和華と有加がただ遊びたいだけじゃん。



でも、ありがとう。ちょっと元気出た。
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