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「じゃあこのまま苦しんでんのをただ見てろって言うのか?」



春真が反論する。



「そうじゃないでしょ?みんなで支え合えばいいの。」



「もうやめて!」


私はガタンと席を立った。



もう嫌だ‥。



「こんなの私たちじゃないっ‥。」



私は教室を飛び出した。



いつも笑ってて、みんなで喜びを分かち合って、ワイワイするのが私たちなのに…。




晃平がいないと全然まとまらない…。



晃平、私にとってだけじゃなくて、みんなにとっても、晃平は必要なんだよ…。



私は屋上に上がった。




少し肌寒い。




でも頭を冷やすには丁度いい。



私は手摺をもち、校庭を見渡した。



晃平…。




ダメだ‥すぐ涙がでちゃう。




「ふっ…うぅっ…」


晃平っ…。



まだ同じ学園にいるのに、こんなにも遠い‥。
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