風神Ⅱ




自分が殴り飛ばされたと気づくまでに時間がかかった。







「…ッ……ゲボッ!!…ゲボッ!!」




息が出来ない。



必死に空気を肺へ送ろうとするがうまくいかない。




一発が重い。




前に風雅達のファンにリンチされたことはあるけどあんなの可愛いくらいだ。




きっとあの男は本気なんて出していない。



その証拠に今も涼しい顔でこっちに近寄ってくる。






「へぇ、まだ意識あんのか結構根性あんじゃねぇかよ」




男はあたしの髪を掴み顔をあげさせる。









「黒沼止めろ!!女だぞ!!」




慌てて後ろから修人が止めに入る声が聞こえる。







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