風神Ⅱ




蹴られてぶっ飛んだ扉。




この部屋の扉は外から来る人は手前に引いて開けるようになっている、つまりあの扉は開ける向きとは逆方向に蹴られ飛んでいったことになる。




さらに、飛んで行った扉の先には不幸にも飲み物を取りに行こうと立ち上がっていた旭。




「……ブギャ!!」













何とも間抜けな声を出しながら扉と衝撃的なキスを交わした旭はそのまま動かなくかった。






「ほら来たよ。」




そんな旭を華麗に無視しナイスタイミングだねと言う空良。




「……いや、扉ぶっ飛んで…ってかその前に旭が…」




何に対して驚けばいいのかわからないあたし。





そして扉から出てきた人物にあたしはさらなる衝撃をうけることになる。






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