風神Ⅱ




「お前ら真城がサル並に足が速いの知らないのか!?」




馨があたしをフォローしようとして入ってきた。




フォローになってないし…




あたしは双子に変わり旭と馨を思いっきり睨みつけた。




「思ったこと言っただけじゃねぇか!!」




「何で俺まで睨まれてんの?」




旭は反論してきたが、馨は自覚がないようだ。




相手をするのも疲れたと思ったあたしは二人を無視して食べかけのパンに手を伸ばした。




「真城ちゃん、確か1組だったよね?」




空良も無視してあたしに話しかけてくる。




「うん。」




「俺と兄弟学級だね。よろしく。」










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