地味男はイケメン男子!?〜小悪魔彼氏にご用心!〜
私は改めて奏の部屋に入りソファーに座り、辺りをそれとなく見回した。
意外と部屋も広いんだな〜。それに綺麗だし、私の部屋より物がきちんと整頓してあるし…。
あんなに意地悪なのに、きっちりした人だなんて不思議だわ。
コクン
紅茶を一口飲むと甘い香りと味がした。
「なんか、蜜柑系の味がする。」
「オレンジティーだよ、気に入った?」
奏が私を見て優しく微笑んでいた。
ドキン
「う、うん。なんて言うか落ちつく感じ。」
「その紅茶はリラックスティーとも言われていているだ。香りもいいし、俺的に味も丁度いいから結構俺は気に入ってる。」
「そうなんだ♪」
「ん?なんか嬉しそうだな、そんなに気に入ったの?」
「それもそうだけど、奏が自分の事を自ら初めて教えてくれたからなんか嬉しくて♪」
「っ!!」
だからその顔反則だし、自覚あんのかな〜?
でも、楽しそうだからいっか。