Pure

小さな雫が地面を濡らしていく。

「雨じゃん…」

そーいや、血止まってないし、

濡らしたらやばくない…!?!?

「えっと…家、近く!?」

「うーん…歩いて30分くらい?」

歩いて30分!?

…って、十分遠い。

「じゃあ、うち来る?」

「え!?いやいや、いーよ別に!!」

「傷!ほっとけないし…」

「でもさ、親とかいるっしょ?夜だし悪いしさ」

見た目こんななのに何で礼儀正しいの!?

こんな時まで…

めっちゃ意外なんだけど…っ。

「うち…親いないし!大丈夫だよ」

「まじ…何かごめんな」

「いやいや!仕事でいないだけだから!」

言い方悪かったかな…。

「じゃあ…いいか?」







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