永遠の華〜last eternal〜
それから、どのくらい経っただろう。
時計を見ると、すでに深夜だ。
周りを見回せば、すでに出来上がっている客たち。
接客をする悟たちも、顔を赤くしていた。
チラリ、と気になってある方に視線を向ければ、騒がしい空間の中に一人座っている姿。
「…………」
「行ってあげなさいよー」
「………あ?」
いい感じに飲んだくれていた美麗が、突然俺の隣に寄ってきてそう言った。
あんだけ飲んでいるのに、一人だけ涼しい顔をしていた。
「気になるんでしょ?それに一人だと可哀想だし、なんならここに呼んじゃえば?」
「そうすれよー。お兄さん優しくするぞー」
グラス片手に、ゆかりを眺めながら美麗と海斗が言う。
冗談じゃねぇ。
「ちょっとお前は黙ってろ、海斗。うぜぇ」
「相変わらず冷たい男だなーお前は」
そう言いながらも、特に気にしてないように海斗は笑う。
それを横目に見ながら、俺は無言で立ち上がった。
そんな俺の姿に、二人がニヤニヤしながら何も言わずに見ている。