永遠の華〜last eternal〜


突然声をかけたもんだから、ゆかりがその場で立ち止まった。

ちゃっかり返事までしてやがる。


皮肉を言ってやると、ゆかりが辺りを見回し、俺たちの姿に気づいたゆかりは、
すげぇ慌てようだった。


『か、香……!』




コイツ、いつも人の顔を見るとコレだ。




ここにいた理由を聞かれ、
ゆかりが電話に出なかったと悟が告げると、さらに慌てだす始末。


とりあえず、本来の目的である飯に連れて行くためにゆかりの手を取ると、
何やら後ろでブツブツ言い出した。




スーツに眼鏡?

……紳士?




全部声に出てんだよ、バカが。


お前は俺に、何を求めてんだ。




しまった、みたいな表情を浮かべるゆかりに、
鼻で笑いながら言ってやった。
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