永遠の華〜last eternal〜
心配した悟の言葉を遮るように、ゆかりが震えた声で静かに言った。
『違う』
ただそれだけの言葉なのに、嫌に俺の耳に響いた。
―――たまたま会った。
ゆかりは、そう言った。
その言葉に嘘はないだろう。
何よりゆかりが今にも泣きそうな表情をしていた。
ふいに俯いたゆかりに、俺らは目を見開いた。
―――呼吸が荒い。
それに気づいた悟が声を上げて、ゆかりの名前を呼ぶ。
ハッとしたゆかりは、震える手を握り締めるが、その手に落ちる雫が目につく。