それでも君が。




「俺、お前のそういうトコ好き」


「……そんな意地悪なトコが好きなの?」


「うん、全部好き」





そう言い切って目を細める蒼君の後ろからは太陽が照っていて。



何だかもう、何ていうかもう……



神々しくさえある。



すっかり見とれていると、隣から


「うわーん! 暑くて死ぬー! 誰かこの2人を北極に連れてけー!」


との澪ちゃんの悲鳴が飛んできた。



どうどう……と両手でなだめると「馬じゃないんですけど」と、睨まれた。



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