ﾌｪﾛﾓﾝ王子様VS天然お姫様

そう言ったあたし達に
少し困った顔をしたじいやだけど

「分かりました。
でわ、杏様と凪様も帰る時連れて来て下さい。
学校では何かとありますので
お嬢様達のマンションでお話を…で、いいですか？」

と、言ったじいや。

「うんっ！！
全然いいよっ！！
ありがとうっ！！じいやっ！！」

「ありがとう。じいや。」

あたし達は
笑顔でじいやにお礼を言った。

そして
数分後…

見えて来た学校。

学校の門には
じいやが言った通り
スゴい数の記者達。

先生達が
何か言っているけど
動じもしない。

先生達も大変だよね。

あたしは
心の中で謝った。

そして
車のまま学校の門を通過して、少しした所で
あたしは車から降りた。

そして
少しじいやと話していた櫂君が車から降りて来て
あたし達は
一緒に理事長室に向かった。