フェロモン王子様VS天然お姫様
放送の準備をして
よしっ。完璧。

「じゃあ夢ちゃん行くよ?」

「うん。」

スイッチを入れて
俺達は話し始めた。

「みなさん。おはようございます。柳瀬櫂です。」

「如月夢です。」

「まず始めに
俺達の事で迷惑をかけた事を、ここで謝罪致します。」

「「すいませんでした。」」

「そして
どうしてこの様になったのか…
全て
NEWSや新聞に載ってる通りです。
隠していましたが
俺は柳瀬財閥の長男です。
そして
この度、如月財閥の令嬢の夢ちゃんと婚約を致しました。
その為
柳瀬財閥と如月財閥は
合併をし世界一の企業になりました。
そして
その報告をするために
会見を開きました。
が、その為にこの様な記者達が押し掛ける始末になり
みなさんにも
大変迷惑をお掛けしました。
その償いのために
今日の昼食は
某有名ホテルの一流シェフが腕を奮った料理をバイキング形式で用意致しましたので
どうぞ、お召し上がれ下さい。
本当に
この度は申し訳ありませんでした。」

「申し訳ありませんでした。」

そう最後に謝り
俺達の放送は終わった。




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