ティッシュに涙と少しの残骸
3日経ち車椅子を使わずにひとりで自由に歩けるようになり、ベッドだけに縛られる毎日から少し解放されたのがちょっぴり嬉しい。

「こんにちは」
「あっ…こんにちは」

すれ違う人たちに挨拶する。
ずりずりと足を引きずって歩くのは格好悪いけどやっぱり嬉しい。廊下の角を左に曲がる瞬間に知らなかった真実が右耳から突然入ってきたんだ。

「今の誰だ?」
「確か家族みんな大型トレーラーの下敷きになって奇跡的に助かった人だよ」
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