ティッシュに涙と少しの残骸
悪い夢をみているんじゃないの?
きっとそうだよ

だって私しあわせだったじゃない

あんなに好きになれる人にはもう出会えないってくらい湊のこと愛していたじゃない

婚約してこれから毎日一緒に居られるはずだったのに…

「なんで…?私なにか悪いことした?」

やっとの思いで病室のベッドにたどり着き身を投げる。堰を切ったように涙が両目から零れおちて頬を伝い流れてゆく。
嗚咽を漏らしながら声をあげて泣いた。幼いこどもみたいに。
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