ティッシュに涙と少しの残骸
翌朝目を腫らしてずっと窓の外を眺めていた。朝ご飯を運んできてくれた田村さんの顔もロクに見ず、挨拶もしないで黙々と食事をとっていると少し顔を歪ませて挨拶してくれた。

「昨日わざわざ私に会いに来てくださったんですね。ありがとうございます。困ったこととかありましたか?」

箸をカチャンと置いて静かに尋ねる。

「私以外みんな死んだんですよね?…隠さないでください」






しばしの沈黙のあと田村さんが重い口を開いた。
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