ティッシュに涙と少しの残骸
「腕のレントゲンを撮ってから判断します。退院は早い方がいいですか?」
「いえ、そんなに急ぐ理由ありませんから大丈夫です」

日浦先生はあたしを気遣ってか少し会話をしてくれたの。時折胸が切なくなって苦しかったけど楽しくて元気をもらった。

「じゃまた病室に伺いますね」
「はい、ありがとうございました」

胸のときめきを隠しつつ一礼した。この時あたしは気付いてないフリをしていたのかもしれない。
これから始まる恋に
許されない恋に…
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